ウンナンオウバイ モクセイ科ソケイ属
実家の庭に、溢れんばかりに咲いた、ウンナンオウバイ。
年を追うごとに、たくさんのそれは見事な花をつける。
我が家のオウバイは、八重咲きだ。
ちっぽけな咲き方だ。
日当たりも良くない、狭い場所でひっそりと咲くのだ。
実家に育つ植物は、なぜかのびのびとジャンボに育つ。
枝は行きたい方向へ、自由に手を伸ばしている。
周りがジャンボに育つものだから、負けてはいられん!という訳だろうか。
庭は、ジャングルのようだ。
植物達の伸びたいんだ~!という意志を大切にしている。
というと聞こえはいいが、ようするにこまめに剪定をせず、作りこむ事をしない。
それは、可愛がっているチビ(猫)にたいしても同じ。
チビの意志を大事にし、自分達はまるで僕のような有様だ。
そんな場所へ入り込む私は、多分邪魔者だ。^^
しかし居心地の良い、自然ハウスが私は好きだ。
「あの・・・、もっと綺麗に掃除した方が・・・いいんじゃないでしょうか・・・。」
と私が言うと、
「綺麗だじゃ。」
と、すました顔で母は答える。