八丈島の古民家の入り口。
八丈島でもっとも古い佇まいをみせる地域。
台風などに備える為に、家のまわりに玉石垣を組んだ。
浜辺で波に洗われ丸くなった石を一つ一つ運び積んでいった。
玉石一つで、おにぎり一個。
これが、仕事の原点か。
苦しい時代の食べ物を得るための大変な労働。
ここは、観光の名所になる程、一般の家でも比較的良い家だ。
といっても、豪華な訳ではなく一般の家としては、丁寧な造りになっていてる。
島には、こいいった家は今ではほとんどみられない。
比較的、保存状態が良かった為、島の民家として一般に公開されることとなった。
ねずみ返しの仕掛けがある造りの高倉。
これは、ほとんどの家に一戸はあった。
大切な食料などを保存するための倉庫。
左側が、閑所(お手洗い)
右側は、牛小屋。
囲炉裏は、人にも、茅葺屋根にも無くてはならない存在だ。
柱も、壁も炭の脂により黒光りしている。
子どもの頃、良く遊びに来た家だ。
庭には、名も知らぬ花が咲いていた。