緑色の島

mintogreen.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

事の本質


e0089001_21192453.jpg


今日は、8月22日号の南海タイムスの中に水海山に建設予定の処分場に関する記事が載っていましたので、一部紹介させていただきます。


          -坂巻氏の講演より・・・-

8月6日大賀郷公民館にて、環境地質学が専門の日本環境学会前副会長・坂巻幸雄氏を囲んで住民有志主催の集会「水海山の自然と処分場問題を考える集い」が開かれた。

町議二名の司会進行で行われ、住民4名からは、水海山の自然や島の水への感謝の思いなどが述べられたあと、坂巻氏の講演へと移った。

約90人の出席者の中には、町長、町議員二名、町の住民課職員の姿もあった。

坂巻氏は、この日確認した水海山の地質について、「水を透しやすく、崩れやすい火山層でできていること」と、地盤のもろさを指摘。

「地下水の本体はかなり深いところにある」とみられることからも、八丈島を研究している専門家の提言を仰ぐ必要性を指摘した。

「各所に土砂崩れの跡がある。非常に水を透しやすく、もろい火山灰の地層でできていて、処分場を整形しても、下の土が洗い流されて空洞ができてしまう恐れがある」と説明した。

管理型最終処分場の立地を検討する際は、底の地盤が緻密で水を透しにくいことが条件になる。

「事の本質にくらべたら、調査の期間は短すぎる。(6月20日付けの)南海タイムスに3人の水や地質の専門家の声が載ったが、みなさんの考えは大筋で共通していて、きちんと調査をやるべきだと指摘している。
この方々は八丈島での豊富な研究データをお持ちなのだから、行政の側でお願いして提言を仰ぐといいのでは」と述べ、客観的な指摘ができる研究者による第三者機関の組織化を提言した。

最後に、「住民活動は下手をすると最初からけんか腰になって揚げ足とりをしがちで、身の置き所に困ってしまうが、今晩の集まりは、いろんな立場の人が解決しなければならない課題に対して合意を作っていこうという、いい雰囲気で終始した」と、語った。




                   ー若者9人が町長を訪問して要望ー

「私たちは処分場に反対する気持ちは全くありません。ただ、処分場を造ることで水が枯渇したり、汚染が発生しないかが心配。また、現在進められている調査の内容に不安があります」。
19日、島に暮らす9人の若者が町長を訪ねて意見を交換し、環境アセスメントの実施を求める要望書を手渡した。

「一組(東京都島嶼町村一部事務組合・一般廃棄物管理型最終処分場建設における事業主)が水源への影響を調べていなければ、町が独自に調査してくれるか。そして処分場にふさわしくないとの結果が出たら、どう対応するか」との質問に、「安全安心の施設を造るための調査は当然やります。ただ議会にもはからなければならない。危険となれば、体をはって停止させる」と町長。
さらに、「前の候補地では反対があり、地権者が売らなかった。その後、議会で了承して決めたのが水海山。ふさわしい場所が他にあれば、みなさんも探してほしい」と返した。
若者達は「私たちもごみの削減に努力しますから」と、町にごみ減量化対策を要望、熱心なごみ談議になった。



[♪なんと素晴しい専門家のお話と若者たちの行動力。そして、町長の前向きな真摯な姿。
議員、町職員の協力的な対応。]

[これからの八丈島が楽しみです。]

[しかし、気になる記事が・・・]


                ー「今以上の調査はしない」-
議員6名が、「東京都島嶼町村一部事務組合」(=一組)に提出していた一般廃棄物管理型最終処分場の建設予定地・水海山での水文地質調査を求める「要請書」に対し、一組は、現在行っている法律(廃棄物処理法)の範囲外の調査は行わないとする内容の回答書(南海タイムス記事中別掲)を6日付けで発起人議員に送った。
一組のゼロ回答に対して、「処分場は必要な施設だから反対ではない」との立場で環境アセスメントの実施を求めてきた住民の間に、「最初からアセスを回避した計画。これでは安心できない」と、落胆の声が広がっている。

一組は、現在の地下水調査について、3本の観測井を用いて水位観測を行っており、このうち2本で継続中であること、地下水は地形に沿う形で流れていると想定されること、国の法律では地下水の賦存(ふぞん)状況まで調査することにはなっていないこと___などを理由に「処分場計画地周辺にさらにボーリングを行い観測井を設けることは予定していない」と回答している。



                -回答に坂巻氏は・・・-
「一組がいう地下水位は玄武岩溶岩の上面にできる、”一時的な地下水溜まり”であり、っ生活環境に直接影響するメインの帯水層(本体)ではない。生活環境が汚染されないことを確証するには、メインの帯水層への影響を明らかにする必要がある」と指摘。
さらに、「現在の調査の規模・精度では情報不足で、住民の安心を得ることは難しい。義務づけられてはいないにしろ、住民の安心と安全のためには、少なくとも都のアセス条例に準拠した、くわしい調査と説明を行うべきだ」と述べている。
観測井を3本で良いとした根拠、現在これを2本に絞っている理由、「降雨による変動」とあるが降水量はどこでどう測ったか、柱状図に地下水位の表示が欠けている理由___なども疑問点としてあげている。


                
長い記事をお読みいただき、ありがとうございます。

みなさん、この記事を御覧になって、どう思われますか。

私は、大切なことからは目を逸らしたくないな。
できるだけの事はしたいな。
そしたら、後悔しないから。



八丈島の一般廃棄物管理型最終処分場に関するページの掲示板も是非御覧ください。               
by mintogreen | 2008-08-23 00:39 | 八丈島の風景