姫フヨウは、開きかけが好きだ。
花びらを光が通り、透けて見えるのがいい。
大人の女性を感じる。
でも、開いてしまうと子供みたいな可愛い花になる。
印象がだいぶ変わってしまうんだ。
名前が分からないけど、譲っていただいた可愛い花。
夏の間、元気が無かったので日陰に隠しておいた。
日差しが大分和らいできたので、ハイビスカスのそばに隠れるように並べてあげたら、葉っぱが生い茂り元気良く咲き出した。
うれしい。
おそらく、ゴマノハグサの仲間だと思う。
ネメシアとバコパを合わせたような花だ。
大切に育てよう。
あちこちに、かたつむりの赤ちゃんが歩いてる。
可愛いお目目で、「こんにちは」って挨拶されてしまった。
まいったな。^^
「時間があったら、お花の事を聞きたいのだけど・・・。」
と、近所のお年寄りから連絡が入った。
時間を調整して出向いてみた。
家の周りの植物の見せていただき、これから何を植えるか相談した。
いずれ、ハーブを植えたいのだそうだ。
自然のままに、植物の生命力を信じた育て方をしたいと・・・。
その通りだと思った。
丁寧に丁寧に入れて頂いたお茶は、今まで飲んだお茶とは比べ物にはならない位、甘いコクのあるやさしい味わいだった。
こんなお茶を入れられる人になりたい。
ほんの短い時間の間にいろいろな話をした。
あっという間に時間が経ち・・・残念ながら私は帰る時が来た。
とてつもない大事な時間を過ごしたように感じた。
きっと、今日はこの方に会うべく日だったのだ。
感謝の気持ちがあふれ出す。
玄関を出ると、小雨が止み青空が広がっていた。