賑やかなお正月は過ぎ去り・・・
我が家はいつもどおりの日常に戻った。
義母が野菜を細かく刻み、お粥をことこと炊いた。
ひっそりと静まり返る七日の朝、その一口は、腹の中に沁みこんだ。
「は~ おいしいね~。。。」
大根、水菜、三つ葉にサラダ菜。
正月用に用意しておいた冷蔵庫で眠っている残り物の野菜たちは、こうして日の目を浴びるのだ。
新鮮とは言えないが、なぜかホッとする。
七草を探すこともむずかしく、かといって、スーパーでパック入りのものを買う気はしないし。
我が家では、正月三が日の間神様にお供えをした米を、この七日の日、お粥に炊く。
塩はほんの少しだけ、お粥と野菜の味を梅干しで楽しむ。
感謝。
今、飽食の時代が音を立てて変わってゆく。
ただ単純に思うことは・・・あるものを分け合う。
それだけで、助かる人達がいる。
奪い合いをするのではなく・・・
ただ、分け合う。
それだけでいいじゃないか。